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オペアンプについて。種類と配線の基本形

2016/08/29

【はじめに】
当ブログの内容における未検証項目につきまして、誤りがある点をいくつかご指摘頂いています。
誠に申し訳ないのですが、しばらく内容修正に取り掛かれないうえ、ブログを閉鎖することも今のところは考えていないので、内容に関しては「間違っている箇所もある」と思って頂けると幸いです。

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opeamp

オペアンプはエフェクター製作において最強ともいえるパーツです。

これは集積回路(IC)というもので、小さなパーツの中に抵抗やトランジスターなどが組み込まれているもの。
8本(~14本)の足に最小限のパーツを繋ぐだけで立派な回路が出来上がります。

価格も性能に比べて安価なので、ここ数十年のエフェクターには一般的に使われています。

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オペアンプの種類

オペアンプは内部の構造によって主にシングル・デュアル・クアッドで分けられます。

シングルオペアンプ

single_opamp

内部にアンプ(増幅回路)が1台だけ入っているオペアンプです。
LM356などが有名です。

端子はオペアンプの切り欠きやドットマークを左にした時に、左下から反時計回りに1~8番がふられます。

それぞれの端子の働きは以下のとおり。

  • 2番端子:反転入力
  • 3番端子:非反転入力
  • 4番端子:負電源
  • 6番端子:出力
  • 7番端子:正電源

一番単純に考えると、3番端子にギターからの出力がそのまま入るようにします。
2番端子には3番に入るものの位相を逆転したものが入力されるようにします。
4番端子をGNDに、7番端子を電源につなぎ、6番にアウトプットを繋げば信号が増幅する回路を作れるということです。

※一時期めちゃくちゃ流行ったスモーキーアンプに使われている386なんかも1系統の出力をさせるICですが、若干違うものみたいですね。
データシートを見れば一目瞭然。
むこうは出力が5番、正電源が6番、1番と8番で増幅率を変える、という仕様になっています。

それぞれの端子とその働きの関係はデータシートから読み取ることになります。
データシートは購入店で貰えることもありますが、ネットで検索すればすぐにヒットするので必ず確認するようにしましょう。

※・・・といっても、いきなり見ても僕にはわかりませんでしたが・・。

デュアルオペアンプ

dual_opamp

内部にアンプが2台入っているオペアンプで、
エフェクターに多く使われているものです。

エフェクター業界では4558があまりにも有名です。
とくに表面がツヤツヤしている”艶あり4558”と呼ばれるオペアンプはいまだに高値で取引されている印象ですね~。

それぞれの端子の働きは以下。

  • 1番端子:出力(A)
  • 2番端子:反転入力(A)
  • 3番端子:非反転入力(A)
  • 4番端子:負電源
  • 5番端子:非反転入力(B)
  • 6番端子:反転入力(B)
  • 7番端子:出力(B)
  • 8番端子:正電源

1番2番3番でAチャンネルの増幅、5番6番7番でBチャンネルの増幅をしているわけですね。
4番と8番が共通で電源まわりを管理しています。

OD-1やSD-1、TS-9などのオーバードライブをベースにしたエフェクターはだいたい4558のようなデュアルオペアンプが使われている印象です。
RUST DRIVERに使われているとされるLF353もデュアルですね。

デュアルオペアンプは基本的にオペアンプを載せ替えるだけでキャラクターの変化を楽しめるのも面白いところです。
※念のためデータシートで確認した方がいいですが。

型番で言うと、4558,4559,1458,1459,2043,833,5532,353,072,082など。

クアッドオペアンプ

quad_opamp

内部にアンプが4台入っているもの。
シングル・デュアルと違って足が14本あります。

BOSSの名器OD-1の初期ロットはレイセオン製のクアッドオペアンプが使われていたそうで、
僕も一時期はRC3403を探しまくりました。

  • 1番端子:出力(A)
  • 2番端子:反転入力(A)
  • 3番端子:非反転入力(A)
  • 4番端子:負電源
  • 5番端子:非反転入力(B)
  • 6番端子:反転入力(B)
  • 7番端子:出力(B)
  • 8番端子:出力(C)
  • 9番端子:反転入力(C)
  • 10番端子:非反転入力(C)
  • 11番端子:正電源
  • 12番端子:非反転入力(D)
  • 13番端子:反転入力(D)
  • 14番端子:出力(D)

3403以外にも、074や2058などがあります。

オペアンプを基盤にのせる時はソケットを使う

オペアンプを基盤に直にハンダ付けする際は、熱に十分注意する必要があります。
特にヒートクリップなどで熱を逃がすことも出来ないので素早い処理が望まれます。

もしくは8ピンないし14ピンのソケットを利用して、
基盤には最初ソケットだけをハンダ付けしておくことで、オペアンプをリスクに晒すこと無く載せることができます。

ic-socket

ソケットを使えばいろんなオペアンプのキャラクターを試す際にも抜き差しするだけでいいので便利です。

数字の前についているアルファベットは違ってもいいの?

オペアンプはLM358とかNJM4558とか、アルファベットと数字で成り立っています。

この名称の最初についているアルファベットはそのオペアンプのブランドを表すものなので、基本的に後ろの数字が同じオペアンプであればほぼ同じ働きをすると考えて問題ありません。

ただし、同じ型のオペアンプだったとしても当然会社によって性能に違いは出てくるので、まったく同じ効果が得られるか?というとなんとも言えないところです。
自分で試してみるしかありません。

自分で試してみて、音の違いがわからなければ”同じもの”として構わないわけですから。

 

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