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実際に作ってみる

パッシブボリュームコントローラーの自作

2016/12/25

【はじめに】
当ブログの内容における未検証項目につきまして、誤りがある点をいくつかご指摘頂いています。
誠に申し訳ないのですが、しばらく内容修正に取り掛かれないうえ、ブログを閉鎖することも今のところは考えていないので、内容に関しては「間違っている箇所もある」と思って頂けると幸いです。

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いよいよボリュームノブの登場です。
なんだかエフェクターらしくなってきました。

パッシブタイプで作れるボリュームコントローラーは、簡単に言えばギターのボリュームノブの事です。
手元でボリュームを上げたり下げたりせずとも、足で踏めばボリューム量を調節できるなら演奏の幅が広がるかもしれません。

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必要な電子部品(パーツ)

  • POT
  • 線材
  • フォンジャック×2
  • ケース
  • DPDTスイッチ

POT

POTは可変抵抗と呼ばれる抵抗の一つです。
つまみで抵抗値が変えられる優れもの。

POTについて詳しくはこちらを参考にしてください。
【参考】POT(可変抵抗)

抵抗値はAカーブ100KΩとかでいいです。
※BカーブやCカーブにすると音量の変化具合が異なってくるので、試してみてもいいと思います。

また、容量は500KΩ等でも構いませんが、5KΩなど極端に抵抗値が小さいものだと、つまみを最小に絞っても音が漏れてしまうと思われますので注意。

線材

どんなものでも構いませんが、なるべく撚り線を選ぶようにしましょう。
というのも、単線だとPOTでつまみを動かしているうちに断線するおそれがある為です。

フォンジャック

モノラルのスイッチ無しでOKです。
絶縁タイプを選んだ場合はGNDの取り回しに注意が必要です。

ケース

アルミダイキャストケース推奨。

DPDTスイッチ

ON/OFFのLEDをつけないのでDPDTで十分です。

回路図と説明

passive_volume_controller_schematics

INから入った信号が抵抗を介してOUTとGNDにそれぞれ流れます。

矢印が抵抗の一番左端にある時には、INPUTとOUTPUTがそのままショートされる形になりますから、原音そのままの音がOUTに現れます。

矢印が右に動くにつれて、INPUTとOUTPUTの間の抵抗値が大きくなっていくため、音が通りづらくなります。

矢印が一番右端に到達すると、INPUTとOUTPUTの間にある抵抗値が最大になり、音がOUTに現れなくなります。

ギターのボリューム回路と一緒

前述の通り、この回路はエレキギターのマスターボリュームの回路そのまんまです。

パッシブな回路なので増幅は出来ません。音量を原音より小さくするのみです。

レイアウト

2016.12.25追記:コメント欄にて回路図とレイアウト配置が逆というご指摘を受けました。後日修正致します。申し訳ありません。

passive_volume_controller_layout

INPUTジャックから紫色のラインでDPDTスイッチ中央上段に接続されています。
エフェクトON時は中央と右の端子がショートしますので、入力信号は右上段の端子からPOTの中央(2番端子)へ流れます。

ボリュームを絞り切っている場合(左にめいっぱい回した状態の時)、POTの1番端子と2番端子がショートします。
1番端子はGNDに繋がっていますので、INPUTからの入力信号がすべてGNDに落ちてしまう。・・つまり音量が0になるということです。

右に開いていくと2番端子と3番端子の間の抵抗値が徐々に少なくなり、開き切った状態でショートします。
2番端子と3番端子の抵抗値より大きい信号が流れてきた際には、3番端子からスイッチの右下端子へ信号が流れていきます。

スイッチ右下と中央下段の端子はショートしている状態なので、この信号がそのままOUTPUTに出ていくというわけです。

エフェクトOFF時はスイッチ中央と左の端子がショートしますので、原音がそのまま出力されます。
トゥルーバイパスです。

おわりに

今回はパッシブタイプなので原音以上の音量はコントロールできませんでしたが、
これをベースに、前段に増幅回路を作ってあげれば、ボリュームペダルの前身のようなものが出来上がりますね。(ブースターとも言う・・)

増幅せずとも、このPOT部分をフットペダル型に変更すれば、足元でボリュームを操作できるパッシブボリュームコントローラーとして実践で使えるかもしれません。

このままでも例えば、ややハイゲイン目にアンプをセッティングしておいて、
その前段に少しボリュームを絞り目にこいつをセットしておくことで、
通常はクランチ気味に、ギターソロ時に踏み込んで疑似ブースターのように使う事も可能ですね。

ただ、やっぱり機械式スイッチなので切り替え時のノイズが気になるところではあります。

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