いちばんやさしいエフェクターDIY|初心者向け講座

初心者でもエフェクターが自作できるようになる基本から解説するサイト

実際に作ってみる

パッシブトーンコントローラーの自作

2017/01/05

【はじめに】
当ブログの内容における未検証項目につきまして、誤りがある点をいくつかご指摘頂いています。
誠に申し訳ないのですが、しばらく内容修正に取り掛かれないうえ、ブログを閉鎖することも今のところは考えていないので、内容に関しては「間違っている箇所もある」と思って頂けると幸いです。

----ここから本文----

原音から高域をカットするだけのパッシブトーンコントローラーを作成します。
ブティック系のODペダルのTONE回路はまさにこんな感じ。

高域を煌びやかせるとか、低音をブーストさせる機能こそありませんが、
足で一蹴りするだけでトーンのキャラが変えられたら面白いかもしれません。

※2016.8.19補足
コメント欄にて配線図とレイアウトの間違いをご指摘頂きました。
早急に確認して修正致します!

※2017.1.5追記
コメント欄にて、さらに間違いをご指摘頂きました。
内容の確認&記事を修正する時間がなかなか取れないので、参考にしないようにしてください。

スポンサーリンク

用意するもの

  • コンデンサー(キャパシター)
  • POT
  • 線材
  • フォンジャック×2
  • ケース
  • DPDTスイッチ

コンデンサー(キャパシター)

なんでもいいですが、容量が大きくなるほど音が太くなる・・いや、こもりやすくなる印象です。
いろいろと用意して試してみると面白いと思います。

一般的なギターに使われるコンデンサーを参考に、
0.022μF~0.047μFのフィルムコンデンサーでOKです。

個人的には0.033μFのヴィンテージフィルムコンデンサーを使った時に、なんとなく良かった印象があります。

POT

Bカーブで100KΩ程度の物があればいいです。
※AカーブでもCカーブでも構いません。

抵抗値も100KΩでなくとも、500KΩなどでもいいです。
極端に小さいとトーンの変化を感じられないかもしれません。

線材

なるべく撚り線にしましょう。
単線だとトーンノブを回した際に断線する恐れがあります。

フォンジャック

モノラルのスイッチ無しでOKです。
ネジ部分が金属のもの以外はGNDの配線に注意。

ケース

アルミダイキャスト推奨。
それ以外の場合はGNDの配線に注意。

DPDTスイッチ

ON/OFFのランプをつけないので、DPDTで十分です。

回路図と説明

passive_tone_controller_schematics

INから入った音の信号が、OUTに抜けるまでの間にPOTを介してコンデンサーからGNDに落ちています。

これはローパスフィルター(LPF)という回路で、高周波の音だけがコンデンサーを通る事ができるようになっています。
高周波だけがGNDに抜ける為、OUTPUTからは高周波がカットされたトーン(ハイカットトーン)が出てきます。

実はギターのトーンコントロールノブの中身がまんまこれです。

ローパスフィルターの原理

コンデンサーは回路上で「充電放電を繰り返す電池」のような働きをしています。

ギターから入力される信号は波形なので、プラスの波の時には充電して、マイナスに向かう時に放電していくイメージ。
満タンに充電された状態になった時、コンデンサーは一切の電流を通さなくなります。

この前提を踏まえて矢印が一番下になるようにすると、入力された信号は何の抵抗もなくコンデンサーに到達する為、コンデンサー内は瞬時に蓄電され、それ以上は信号を通しません。

つまりその状態の時には高周波の音がカットされる事もなく、
入力から入った音がそのまま出力に現れる形になるということ。

次にコンデンサー前に抵抗がある場合を考えると、コンデンサーに到達する信号が若干遅れる為、蓄電時間と放電時間に遅れが生じます。

そのため、充電が完了するまでの間にコンデンサーを抜けてGNDに落ちた周波数分だけハイカットされるというわけです。

レイアウト

passive_tone_controller_layout

入力された信号は、そのまま出力に繋がるものとPOTに繋がるもので分岐されます。
POT上では一番右の3番端子とコンデンサーが接続されていて、コンデンサーのもう一本の足はPOTの背面にはんだ付けしてある状態です。
※コンデンサーの足をそのままケーブル代わりに使用してOKです。

これで入力から入った信号が抵抗を通り、コンデンサーを経由してGNDに流れるというローパスフィルターが完成します。

入力信号はスイッチ右下段にも接続され、ハイカットされなかった信号だけがOUTPUTに出力されます。

※もうちょっと上手な配線がありそうな気がします・・・いろいろ試してみてください。

エフェクトOFF時にはトーン回路を通らないのでトゥルーバイパスです。

おわりに

コントロールを絞ればハイカットされて少しモコついた音になる・・まさにギターのトーンノブまんまです。
使用場面は思いつきませんがw、フットペダルに組み込んだらパッシブワウペダルになるんじゃないか!?とか考えてます。

コンデンサーを直にはんだ付けせず、基盤にピンソケットやチューブラターミナルを取り付けることで、いろいろなコンデンサーを試すことが出来て面白いですね。

あるギターショップの店員さん曰く、コンデンサーを変えるだけでギターのキャラクターはすごく変わるとのこと。
※だからバンブルビーとかが人気なんですけどね。

ただプレミアがついたコンデンサーを購入するのは自分でいろいろとトーンの実力を知ってからでも遅くはないと思います。
ギターの音ってコンデンサー1つ、オペアンプ1つ、ピックアップ1つで決まるようなものではないですからね。

 

-実際に作ってみる
-,