電流と電圧の考えかた。水に置き換えるとすっごいわかりやすい
【はじめに】
当ブログの内容における未検証項目につきまして、誤りがある点をいくつかご指摘頂いています。
誠に申し訳ないのですが、しばらく内容修正に取り掛かれないうえ、ブログを閉鎖することも今のところは考えていないので、内容に関しては「間違っている箇所もある」と思って頂けると幸いです。
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いちばん基本的なことを書くのを忘れていました。
電流と電圧についての考え方の基本です。
エレキギターは音を電気信号に変えて、エフェクターやアンプが電気をいろいろいじくって、最後にスピーカーが電気を音に変えてくれる役割をもっています。
つまり、電気の流れの基本を理解しておかないと、諸々がよくわからないことになってしまうということ。
僕自身が電気工学について全然詳しくないので本当に基本的なところしか知りませんが、逆に必要なことだけサラッとまとめておけるのではないかと思いました。
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電流と電圧について
まず最初に言葉だけ説明すると、電流は「電気の流れ」のこと。電圧は「電気の圧力」のこと。
電気の流れはなんとなく理解できると思います。
ギターのシールドコートからエフェクター内部のパーツなどなどを電気が流れるから音が伝わるイメージです。
じゃあ電気の圧力ってなんだ??
これは便宜上、「電流が流れる通路の高さ」を意味していると考えたらわかりやすいです。
よく水の流れで表されます。
水で考えてみる
「流しそうめん」をやるとき、竹かなにかで作った通路に水を流すと思います。
あの時、通路は必ず傾けてありますね。
なぜなら、高低差がないと水は流れないからです。
高低差のないところに水があっても、水たまりとか池になるだけ。
水を流す為には高いところと低いところを作ってやらないといけません。
実は電気も一緒で、高低差がないと流れないんです。
じゃあ何の高低差か?という答えが「電圧」ということになります。
電圧の高低差と電池のプラスマイナス
電流は電源(電池など)のプラス方向からマイナス方向に向かって流れていきます。
(本来は電子と呼ばれる物質がマイナス方向からプラス方向に流れているらしいんですが、とりあえず無視しておいて大丈夫です。)
ということは、プラスとマイナスの間には高低差があるということ。
実際電池のプラス側は9Vの電圧を持っていて、電池のマイナス側は電圧が0Vです。
つまり、9V-0V=9Vの高低差(電位差と呼びます)があるということ。
エフェクターの内部回路においては、抵抗などの電子パーツを使うことで、上手に電位差を作り出して電気を流しているわけなんですね。
電流の分配と電圧について
さて、流れている電流は水流と同じ、と考えると、通路を分岐させることで分けることができます。
ただし分ければ当然、流れる電流の量も分配されます。
また、分配できるのなら合流させることも可能です。
つまり、回路における電流の総量は常に一定であると考えられます。
その際、分岐させた個所での電圧(つまり流れる電流の元の高さ)は同じで、さらに合流する地点でも同じ高さになりますね。
このように電流と電圧は水流とその源泉となる高さ(高いところから水を流せば、その分水圧は高くなるはずです)としてほとんど置き換えて考えることができるというわけです。
もし、今後回路において電流や電圧がわからなくなったら、すぐに頭の中で水の動きを考えると、なんとなくわかりやすくなると思います。