音が出ない時にチェックすること
2016/08/25
【はじめに】
当ブログの内容における未検証項目につきまして、誤りがある点をいくつかご指摘頂いています。
誠に申し訳ないのですが、しばらく内容修正に取り掛かれないうえ、ブログを閉鎖することも今のところは考えていないので、内容に関しては「間違っている箇所もある」と思って頂けると幸いです。
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エフェクター製作で一番悲しいのは
”作り終えた時に音が出ないこと”
です。
あの絶望感ったらないです。
でも、その分、自分でその原因を突き止めて音が出た時の感動も嬉しいです。
というわけで、音が出ない時にチェックする項目をまとめておきます。
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音が出ないときはここをチェック!
音が出ない時は以下の3つが怪しいです。
- はんだがきちんとついていない
- GNDがアースに落ちてない
- パーツが壊れている
これらを順に見ていく事で、改善されることがあります。
実際僕は何度もやってますw
一つずつ見ていきましょう。
はんだのつきをチェック
初心者にありがちなのがこれです。
半田付けを甘くみていると陥ります。僕もよくやりました。
いわゆる「いもはんだ」と呼ばれる状態の場合、見た目上は端子が結線しているように見えるけれど、実際はくっついていないなんて事があります。
おそらくイモイモした半田の塊の中で端子同士が浮いてしまっているのが理由じゃないかと思われます。
チェック方法としてはテスターの通電チェック(ピーとなるやつ)を使います。
半田付けしてある前の部品の足と、後ろの部品の足にテスターの針を当て、通電されるかどうかチェックすればOK。
もし何も反応がなければ内部で端子同士の結合がうまくいっていませんので
再度はんだ付けをし直す必要があります。
GNDがきちんとアースに落ちているかチェック
もし半田付けが問題なければ、次は回路のGNDがアースに落ちているかチェックします。
回路上のGNDにしてある部分とエフェクターケースにテスターを当てて通電すればOK。
ケースが絶縁体だった場合は、GNDとジャックのネジ部分のチェックでもOKです。
ジャックのネジも絶縁体だった場合は、プラグを挿してみて、プラグの持ち手部分に当ててみるなどしてください。
僕は一時期これでハマったせいで、GNDだけは必要以上に取回すようにしていました。
パーツが壊れていないかチェック
パーツ同士の結線もアースも問題なければ、いよいよ回路自体が間違っているかパーツが壊れているかになります。
もしピンソケットで差し替え可能なパーツがあれば、他のパーツに変えてみて動作チェックをしてみます。
特に電子部品は熱に弱く、半田付け時に壊れてしまったなんて事が稀にあります。
※とはいえ、そうそう壊れるようなものでもないですが・・。
抵抗やコンデンサーならテスターで値を図ってチェックするなども可能です。
おわりに
それでも直らない場合には、僕はこういう方法をとっています。
みのむしクリップの片方をアウトプットに固定し、ギターを接続したまま音を鳴らし、
インプット側からパーツ一つずつ追っていくというもの。
最初はインプットからアウトプットにそのまま音が抜けるので当然音が出ます。
一つ目の抵抗を抜けて音が出る、次のコンデンサーを抜けて音が出る・・・みたいなのを繰り返していき、最終的に問題点を当てるというもの。
この方法がテスト方法としてあってるかどうかはさておき、
僕は実際にこれで何度も救われました。
いずれにせよ、自分で問題個所を突き止めて直せるのはエフェクターDIYの醍醐味です。
ハードオフで買ってきた「音が出ません」ってなっているエフェクターを直せるようにもなりますしね。
失敗は成功の母なので、どんどん失敗して、どんどん直していきましょう!