エフェクター自作の参考になるサイトまとめ
2018/04/07
【はじめに】
当ブログの内容における未検証項目につきまして、誤りがある点をいくつかご指摘頂いています。
誠に申し訳ないのですが、しばらく内容修正に取り掛かれないうえ、ブログを閉鎖することも今のところは考えていないので、内容に関しては「間違っている箇所もある」と思って頂けると幸いです。
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エフェクター自作においては書籍を一冊用意して片っ端から作っていけば十分な気もしないでもないですが、せっかくならもっといろんなのを作ってみたいと思うのが人の性です。
特にそのモチベーションとして、有名エフェクターをコピーしてみたいと思う人もいるのではないでしょうか。
エフェクターの回路というのは蓋を開けてしまえばわかるものであり、
実際僕も、所有しているDanelectroのOctave Fuzzは修理のために回路図を回路から書き起こした経験があります。
そういった回路図がかなりの数出回っており、コピーしようと思えば簡単にコピー出来てしまうのが現状です。
ただ、回路図を元に複製するというのは法律的にはグレーなところでもあり、コピーしたとしても趣味の範囲でとどめておくのがいいのではないかとは思いますが。
※グレーというのは、結局のところ有名エフェクターの回路の基本となる増幅の仕組みやフィルター、クリッパー部分なんかは「パクらない」方が無理な話であって、実際に複数のエフェクターを開けてみてもパーツの定数が違うだけ、なんてことがあるからです。
当然回路にも権利の申請がなされているのではないかと思いますが、そういった現状から回路のコピーで訴えられるような事はほとんどなく、暗黙されているのではないか?ということでグレーとしています。
少なからず権利の侵害があることを考えれば、本来はブラックなわけなので、取り扱いには十分注意していきましょう的な意味です。
こういう部分を踏まえたうえで、参考となる回路があるサイトをまとめました。
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Contents
エフェクター製作の参考になる回路があるサイト
ギター・エフェクターの自作改造【松美庵】
僕が紹介するまでもなく、あまりにも有名な自作エフェクターファンのバイブル的サイト。
エフェクターの雑誌にコラムを寄稿されていた方でもあります。
メニューにある「自作エフェクター」から松美庵さんが製作されたエフェクターについての回路やレイアウト図が公開されており、僕もかなりお世話になりました。
というか、僕が初めて作成したエフェクターはこちらにあったレイアウトをそのまま使わせてもらったものです。
特にレイアウト図がユニバーサル基盤を前提に作られているので、初心者に優しい感じです。
ひよこのページ
http://www8.plala.or.jp/KandR/
コピー回路ではないオリジナルで販売されているエフェクターの回路が公開されています。
正直、この一通り作ったらもう十分なんじゃないかというバリエーションです。
また、電子工作講座もあり、かなり勉強させてもらいました。
エフェクターの回路と共に、その回路が意味するものや注意点なんかも記載されていて、
回路を見ながら動きも勉強できるという便利なサイトです。
ただレイアウト図はないので、回路図から自分でレイアウトを起こす必要があるので、やや中級者向けな感じがします。
General Guitar Gadgets
http://www.generalguitargadgets.com/
海外サイトですが、基本的な回路から有名エフェクターまで数多くの回路図とレイアウト図が紹介されています。
メニューのThe Projectsからカテゴリを選んで、対象のエフェクターのページを開いたら、Schematicに回路図が、Leyoutにレイアウトがリンクされています。
ただし、レイアウト図はユニバーサル基盤を基準に作られたものではないので、初心者がユニバーサル基盤でレイアウトする際にはレイアウト図を起こしなおす必要があります。
tonepad
こちらも有名な海外サイト。
メニューのfx projectsから各種エフェクターを選択できます。
その難度ごとに「Beginner」「Intermediate」「Advanced」に分かれています。
(それぞれ初級、中級、上級の意味)
初心者はBeginnerからなら問題なく製作ができると思います。
RunOffGroove
こちらも英語のサイトですが、他2つとは違いオリジナルの回路を展開されています。
オリジナルと言っても、有名な回路からイメージしたもの、などで、有名なFetzer Valveはその名のとおりFenderの真空管アンプのプリアンプをFETに置き換えたものだったりして面白いですね。
Fetzer Valveはその後、某有名ブティックエフェクターに昇華されたりしているのを考えても、エフェクター製作をする人からしたら何かしらのヒントを得られるサイトと言えるのではないでしょうか。
Articles & Schematicsからプロジェクトを選ぶと回路図やレイアウト図を確認することができます。