エフェクター製作に絶対に必要なもの、あると便利なもの
2021/09/28
【はじめに】
当ブログの内容における未検証項目につきまして、誤りがある点をいくつかご指摘頂いています。
誠に申し訳ないのですが、しばらく内容修正に取り掛かれないうえ、ブログを閉鎖することも今のところは考えていないので、内容に関しては「間違っている箇所もある」と思って頂けると幸いです。
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「エフェクターは自作すると安上がりだよ!」なんて言う人もいますが、パーツもツールも一通りそろえたら「自作しないで市販品を買った方が明らかに安かったじゃないか・・・」なんてことがよくあります。
とくに最近は安価で素晴らしいエフェクターも発売されていますし、あえて自作する理由ってなんなんだろう?と思いますね。
・・・”楽しいから”、なんだけど!w
なので、安上がりだから自作しようって方は今すぐ安価なエフェクターを買う方向で考えた方がいいです。
そうじゃなくて「楽しもう」って人は、とりあえず必要な工具から揃えることをオススメします。
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Contents
エフェクター製作に絶対必要なツール
エフェクターの自作・改造には絶対に必要なものと、あると便利なものに分けられます。
まずは絶対に必要なものから。
はんだごて
なにはなくとも、これだけは絶対に必要です。
厳密に言えば、なくてもどうにかなりますが、普通にやるんならなきゃダメです。
僕ははんだごてのグレードとかワット数はよくわからないので、適当な初心者用っぽいやつを買いました。
こういう感じのセットで買っておけば、とりあえず自作・改造するのに必要なパーツは一通り入っているので便利です。小手先クリーナーは絶対必要。
ちなみに僕はすぐに小手先を焦がしてしまうので、替え芯をいくつか買ってます。
はんだ
これも無いと始まりませんね。
はんだごてさえあれば、もともとついているはんだを溶かしつつ改造する、などは可能ですが、自作するとなると絶対的に必要です。
有名なメーカーはKesterで、僕もよくKester 44とかいうのを使っていましたが、イマイチ何が違うのかよくわかっていません。
ただ、アイテムごとに融解温度が違うため、低い温度で溶けてくれるはんだだと作業がしやすく便利です。
初心者のうちは融解温度低めのはんだを使うのがオススメかもしれません。
また、ヴィンテージはんだなるものもあり、取り寄せてヴィンテージ風の音を出したいエフェクター製作に使いましたが、これも結局はよくわかりませんでしたw
テスター
よく「テスターはあると便利」と思っている人がいますが、テスターは必需品です。
テスターなくしてよいものなんて作れるはずがありませんし、動作チェック(音が出ない時など)にも必要です。
最近は1,000円を切るテスターも出ているので、とりあえずどんなものでも1つは持っておくべきだと思います。
基本は通電チェックと抵抗の数値を測るのに使いますが、中にはコンデンサーの容量を測れるテスターもあるので用途に応じて選びましょう。
エフェクター製作にあると便利なもの
えっ、必要なものってそれだけ!?と思われるかもしれませんが、本当に必要という意味ではそれだけです。
ただ、実際には以降で紹介する「あると便利なもの」も絶対に揃えていくことになります。
ワイヤーストリッパー
エフェクター製作で必ずと言っていいほど線材(ケーブル・ワイヤー)を取回す作業が出てくると思うんですが、その時に線材の被膜をハサミやニッパーで剥くという方もいます。
というか、僕も初めて製作した時はそうでした。
これがなかなかやりづらくて、爪が痛くなったりしたものです。
そんな時にこのワイヤーストリッパーを導入すると、驚くほど楽に、そして綺麗に被膜を剥くことができるようになります。
こんな感じで、先端が閉じた時に線材の太さに応じた穴が開くようなハサミになっているので、対象の線材をそこに挟んでグッと握るだけで被膜だけがカットされる、という寸法です。
僕は念のため、一本太さが太い穴に最初に入れてから、それで剥けなかったら小さい方で再度やってみるという方法を取っています。
さらには一番根元の部分は強力に挟み切れるように出来ているので、ニッパーの代わりに使うことも可能。
先端部分はレンチの代わりに使えるので、ジャックのナットを締める時に重宝します。
ヒートクリップ
電子パーツの中には熱に弱いものがたくさんあります。
はんだごてではんだを溶かす際の熱でも壊れてしまうパーツも少なくありません。
そこで、このヒートクリップをはんだ付けする個所とパーツの深部の間に挟み込んでおくことで、熱を逃がすことができ、パーツを熱から守ることができるようになるわけです。
はんだごてのセットを買うと付属していることが多いですが、いくつかあっても困らないので追加で購入してもいいのではないかと思っています。
はんだ吸いとり線
これもあるとないとだと全然違いますね。
当該部分のはんだの上に乗せて、上からはんだごてをジューっと当てると、みるみる吸い取ってくれます。
はんだ付けに失敗した部分とか、エフェクター改造でパーツを外したい時なんかには超便利です。
問題は「便利過ぎてすぐになくなっちゃうこと」かな・・・。
消耗品なのでたくさん買っておきたいところです。
ちなみに吸いとり線にも厚みや幅がありますが、個人的には厚みはなるべく厚くないもの、幅はそこそこ広い物がオススメです。
ただ、使いやすさは人それぞれだと思うので、いくつか使ってみて自分にピッタリのを探したいところですね。
みのむしクリップ
主にエフェクター完成前の動作チェックなどで使うと便利なみのむしクリップです。
たとえば基盤だけ完成して箱に組み込むまえに、インプットやアウトプット、9VにGNDなど基盤と外部をみのむしクリップで接続して動作チェックを行うことで、「全部組み込んでから基盤のミスが見つかった・・・」なんて事態を避けることが可能です。
こんな感じで線をクリップで挟むことができるので便利。
簡単な回路だったらみのむしクリップ駆使してはんだ付け無しでつくれるんじゃないかと思います。
グルーガン
LEDをケースに接着させたり、回路で絶縁させたいところに使ったりするのに便利なグルーガンです。
僕は100均で買いましたが十分使えてます。
マスキングテープ
パーツをはんだ付けする際、うまく固定しておけないものはマスキングテープで仮止めしてはんだ付けすると早いです。
僕の場合はオペアンプやトランジスタを使う際にソケットをかませるんですが、このソケットを一度表側からマスキングで仮止めして、裏をはんだ付けして、マスキングを剥がす、という流れで作業を行っています。
これも100均で揃いますね。
クリップ付き作業用スタンド
はんだ付け作業をする時に「手が三本あれば・・・」と思うことはよくあります。
小さいパーツを扱うが故の悩みです。
そこで、クリップ付きの作業用スタンドを使うと、3本目4本目の手となってくれて便利です。
ルーペやはんだごてスタンド付きのものもあって便利です。
パーツ収納ケース
余分に買っておいたパーツを収納するケースです。
100均で見つかれば、それで十分。
これがあると、めちゃくちゃハマりますw
パーツは自分でわかりやすいように、仕分けしてしまっていくんですが、なんとなくパーツが溜まっていくのが嬉しい気持ちになってしまうものです。
僕の場合は「0.1~0.99μFまではここ」のように決めて収納しています。
おわりに
まだまだ他にも必要なもの、便利なものがあったかもしれませんが、とりあえず思いつく範囲で書きました。
あとで追加するかもしれません。